【病院支部のチバさん・4コマ漫画】独法化で私たちの給料はどうなるのか? [その4]
みなさんこんにちは!病院支部のチバです。今回は「新しい人事給与制度原案」52ページに掲載されている「給与カーブのイメージ」に関して解説させていただきます。実はこの給与カーブには重要な問題点が3点もあるんです。
問題点その1:主事・主任のままでは昇給しない
グラフでは主事は40歳手前で、主任は約40歳で昇給が止まります。以降は承認しない限り1円も昇給が無くなります。
問題点その2:主任・係長級のポスト数が不明
現在は試験に合格すれば主任には昇給できます。しかし新法人では主任や係長級のポストの数は不明です。「昇任へのモチベーション」は高くなるかもしれませんが、ポストがなければ昇任も、昇給もありません。
問題点その3:強化される成果主義
昇給停止になってもボーナスで大きな差をつけようとしています。主事・主任では中位と最上位の差は32.3万。夏冬2回のボーナスですから64.6万円にもなります。このような問題点を抱える成果主義賃金制になって本当に良いのでしょうか?職場で「独法化はいいことあるらしいよ」という人がいたら、「60万を超える年収差が生まれるらしいよ」と教えてあげましょう。