【病院支部のチバさん・4コマ漫画】独法化で私たちの給料はどうなるのか? [その2]
前回(【病院支部のチバさん・4コマ漫画】独法化で私たちの給料はどうなるのか? [その1])の続きになりますが、都立・公社病院独法化の計画は、新型コロナの感染前に計画されました。したがって「新法人の人事給与制度原案」もコロナ禍の影響は全く考慮されていません。
コロナ禍により、「機動的な病院経営により収益を上げ職員の労働条件を向上させても人件費率は上げない」という稼ぐ都立病院モデルは成り立たなくなってしまいました。それにもかかわらず、計画を再考することはありませんでした。
さらに独法化を提言した都立病院委員会では、「診療報酬がさらに厳しくなるという中で独法的なことを考えるというのは、しれはかなり覚悟していただきたい。ということは、独法でダメであれば民営化しかなくなるわけですね。」という脅かしのような発言もありました。
感染収束の目途もたたない中で、多くの病院が赤字に苦しんでいます。そんな中で病院経営が赤字になれば後は民営化しかないような独法化を進めていいのでしょうか?