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都議会を見よう#2 独法化で行政医療ではなく 都立・公社病院で「医療ツーリズム」!?

小池都知事と都の幹部が都立・公社病院の独法化を検討した際に、「医療ツーリズム」(海外富裕層向けの全額自己負担の保険外診療)の受け入れを検討していたことが都議会の論戦で明らかになりました。

共産党の白石都議が3月9日の都議会で指摘しました。

白石都議が都に開示させた都の内部資料には、「外国人を医療でもてなす」というタイトルで、「海外の医療ニーズへの対応・最先端技術や都立・公社病院の豊富な症例を活用し、東京での治療を求めて来日する外国人のニーズに対応」と書かれています。

都議会で答弁に立った梶原副知事は何の根拠もなく「医療ツーリズム」ではないと否定しました。しかし知事に提出する前の資料には「海外の医療ニーズへの対応」ではなく「医療ツーリズムへの対応」と明確に書かれていました。

経営本部は行政的医療を「安定的・継続的に提供していくための」独法化と言いますが、都民に隠れたところで都立・公社病院で「医療ツーリズム」を受け入れて「東京の稼ぐ力を牽引」することを検討していたのです。

海外富裕層向けの全額自己負担の「医療ツーリズム」は、健康保険制度を原則とした現状の日本の医療体制を脅かすものです。導入など許されるものではありません。

(PDF)はコチラ

支部ニュース60-20号

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