感染拡大続く新型コロナウイルスー第59回 19号2020.3.24ー
小池都知事は、実効ある感染症対策を 今すぐ病院にマスクを
左の写真はイタリアで新型コロナウイルスと闘うアレッシアさんのインスタグラムです。「私は仕事に行くのが怖い (略) しかし自分の仕事を誇りに思い、愛しているので、患者の看護を続けます」 とアレッシアさんは書いています。
ところで、23日、小池都知事は新型コロナウイルス感染拡大を受けて記者会見を行いました。そこでは「重篤・重症」患者を受け入れる病床を当面100床確保して、最大700床を確保すると明らかにしました。患者の急増に備えて病床を確保するのは大事なことです。しかし現場ではマスクもガウンも、摩式消毒薬も不足しています。懸命に働く医療労働者を守るためにきちんと物品を確保すべきです。感染患者を受け入れている病院を地方独法化すれば、収支悪化は確実です。地方独法化病院では収益が悪化すれば職員の労働条件を切り下げる経営方針がビルトインされています。都民のために頑張って感染者を受け入れれば受け入れるほど労働条件がひどくなるのは確実です。これが地方独法化の真実です。感染症医療には地方独法化はふさわしくありません。