病院職員が働きやすい環境を整えるのは経営本部の責任
今すぐ育児短時間勤務の中学校就学までの延長を
「新しい人事給与制度(原案)」には、育児短時間勤務を中学入学までの延長が盛り込まれました。
育児短時間制度の延長は、小学校入学時点では就業に困難を抱えてしまうスタッフが多くいるため、組合でも要求していたことでした。
そのため各分会から寄せられた(原案)に対する感想にも延長を評価する声がありました。(原案)に延長が盛り込まれたのは、現行制度は不十分だと認めたと言うことです。
現に公社ではすでに中学就学まで利用可能になっています。それなら、なぜ今すぐ実施しないのでしょうか。
都全体の縛りなど今すぐ実施できない理由をあげるでしょう。しかし働き続けるために必要ならば、今すぐ改善に向けて動き始めるべきです。
今でも育児短時間などの子育て支援の運用は権利として十分定着していない面があります。育児短時間・部分休業中の職員が週末の勤務や夜勤を強制される事態が後を絶ちません。背景には権利行使できるだけの人員が保障されていないことがあります。
経営本部は延長が必要だと本当に考えているなら、今すぐ、制度を気兼ねなく活用することができる人員を配置すべきです。