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都民と職員に背を向けた21年度病院経営本部予算

独法準備予算を凍結して、突発事態に対応可能な定数増を!

毎日発表される感染者数は減少していますが、医療のひっ迫状況が続いているからと緊急事態宣言が延長されました。

17日から都議会が開会され21年度予算案の審議が開始されます。

来年度の病院経営本部の定数増はわずかに9人です。病院では、未だにマスクの使用制限が続いています。

その一方で独法化の準備には22億円もの予算が計上されています。

コロナ医療に対応する人員を確保するために、各病院は一般医療を縮小してきました。府中に100床のコロナ専門病棟をオープンさせるために各病院からスタッフを派遣した時も増員はありませんでした。

来年度抜本的な増員が行われれば、一般医療の制限を最小限にコロナ医療を提供することが可能になるはずです。

1波より2波が、2波より3波が大きな波として私たちを襲いました。さらに大きな4波が来ない保証はありません。

現状では、複数名の陽性者が出るような事態が同時に起きた場合、医療を安定的に提供することができなくなります。

定数増がない来年度の予算案は、都民と職員に背を向けた予算案です。

(PDF)はコチラ

支部ニュース60-15号

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