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定数増で持続可能な感染症診療体制の構築が急務

過労死基準4倍の超過勤務 職員をオリンピックに派遣する余裕はない

12日、毎日新聞は1面トップで駒込病院感染症科医師の超過勤務が月327時間にもなっていることを報じました。

都立病院のコロナ対応は人員増がないまま行われてきました。そのため一部の職員に過大な負荷がかかることになってしまいました。

それが最も深刻なかたちで表れたのが駒込病院感染症科医師の超過勤務です。報道されたのは20年11月から21年1月までです。

駒込病院で武漢からの患者さんを受け入れたのが20年1月下旬です。6月頃には、今回の感染は長期戦になることが容易に予想されました。

しかし、東京都は感染症科医師の増員を行いませんでした。多摩に開設されたコロナ専門病棟は定数配置がされておらず、増員なしで各都立・公社病院から医師・看護師の派遣で運営されています。

コロナとの闘いは未だ終わりが見えません。にもかかわらず、駒込病院感染症科のコロナ担当常勤医師は、21年度は4人から3人に減ってしまいました。

現場では全科の医師がローテーションでサポートに入る体制が取られています。早急に医師・看護師の定数を行い持続可能な診療体制をつくることが急務です。

都立病院にはオリンピックに医師や看護師を派遣するゆとりはありません。

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支部ニュース60-27号

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