病院・衛生局支部TV 止めよう!都立・公社病院の独法化
特別報告 コマツ大阪府職委員長 「公共サービス削減のいきつく果て 第4波の大阪で起こったこと」
支部は8月3日、「止めよう都立・公社病院の独法化」という初のオンライン集会を行いました。
報告は大阪府職労委員長の小松康則さん。
全国に先がけて自治体病院を独法化し、職員を極限まで削減した大阪府。その大阪で、第4波で何が起きたのか、現場の保健師・看護師のリアルな声を紹介しながらの報告です。
「救えない命が増えていくだけ」という悲痛な保健師の声は、明日の私たちかもしれません。
独法化された病院では、もうけにつながらない部署には人員が配置されない、ボーナスも減らされ、非正規職員が増え、チーム医療が崩壊しかねないと報告されました。
慢性的な人員不足のもとでコロナ禍に突入した看護師は、「命のトリアージが始まっている」「今までの経験で見たこともない情景」と語ります。
都は独法化によって「病院にあった迅速な配置や人員確保が可能となる」と言いますが、大阪の経験は「病院独自の判断で迅速な人員削減・非正規化が可能になる」ということです。
独法化は医療崩壊への道です。しかし独法化はまだ決まっていません。
9月の都議会で「定款」を出させない取り組みを強めましょう。
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